• 横山 佳菜子

「不機嫌」を止める3つの問いかけ


痛ましい事件を聞くたび、他人事じゃないなあと思う。


私だって同じ環境だったら同じことをしていたかもしれない。


同時に、同じ時代に同じ世界を生きている私も、

その原因の一部である、とも。


原因に絡んでいるのであれば

解決にも絡めるんじゃないかという見方をしたとき、

「不機嫌の連鎖」を自分のところで断ち切る、

という形の貢献がある、と思う。



もうかなり前の話。


ある日、会議でイヤなことがあったらしい上司から、

私には理不尽に感じることを言われて、

すごくイライラした気持ちで家に帰って、

いつもなら笑って済ましている子どもの

ちょっとしたいたずらを本気で責めて泣かせたことがある。


上司からぶつけられた不機嫌が

自分を介して子どもに行き着いた。


それをみて、

「不機嫌って高いところから低いところに転がるんだなー」

と、世紀の大発見をした。


そして、

「自分の感情を”自然”に任せていたら、

エスカレートしてしまって、

すべてを壊してしまう可能性もあるな」

と背筋が寒くなった。




不機嫌は、高いところから低いところに転がる。


お客さんの理不尽な怒り⇒店長⇒店員⇒店員の子ども

ってこともあるだろうし、


親からのクレーム⇒先生⇒生徒⇒他の弱い生徒⇒下の弟妹

ってこともあるかもしれない。


社長の苛立ち⇒部長の焦り⇒課長の不満・・・

なんてマンガみたいなこともあるのかな。



とにかく、山の水のように

高いところから低いところに行き着く特性があると思う。



私は、あのときのヒヤっとした経験から、


「自分のところに転がってきた不機嫌を

断ち切れる大人でいたい」


と思っている。



(全然できてなさすぎて偉そうに言えないんですが)

できる限りイライラを誰かにぶつけるんじゃなくて

イライラしたり怒りが沸いたりしている原因を

自分の中に見るようにして。



怒りに任せて怒ってしまうのは、

事象(何か起こったことに対して)=反応(即カッとしてキレる)

になっているということ。



本当は私たちは、事象に対する反応を「選べる」

自分のリーダーは自分。

それが自律だし自立だと思う。


カッとなって大切なものを壊してしまってから

後悔しなくていいように、

反応を選ぶ自分でいるために、

こんな問いかけが効くような気がしています。


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■不機嫌を止める3つの問いかけ


①「何が私を怒らせてるんだろう?」


相手に感情をぶつける前に、

事象に対して反応している自分に矢印を向ける。

このワンクッションを置くだけで

クールダウンできる(ことがある)。


②「相手が”社長”でもこの言い方するんだっけ?」


”社長”というのはものの例えですが、

自分より高いところにいる相手に対しては

言えない(なーと思うような言葉は、

別な相手だとしても言わないでおこう、と思える。


③「この行動は相手にどんなメッセージを伝えるのだろう?」


例えば、私が子どもにめちゃくちゃに感情をぶつけたとして、

子どもは何を学ぶのだろう、という視点を持つということ。


「イライラして抑えられない気持ちは、

相手にぶつけて発散したらいいんだな」


「感情に任せて強い言葉を使ったら、

自分の欲望を叶えられるんだ」


と子どもに学ばせていいんだっけ、いや良いわけない、

と思うと、良い感じでヒヤっとできます。。

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「不機嫌を断ち切る大人」に本当になれたら

世の中への偉大な貢献になるかも、と思いながら、

日々反省を繰り返して早数年。


「言うは易し、行うは難し」の代表選手のようなチャレンジですが、

自分を知り、自分を活かしていくためにも、

すごく大切なことだと思います。


もし皆さんにもどうしても止められない反応があれば

3つの問いかけ、いかがでしょう。



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