• 横山 佳菜子

【実施報告】「葛藤を吹っ切るまでの紆余曲折を語る会」実施しました

こんにちは。横山佳菜子です。


一昨日、「ワーママの葛藤を吹っ切るまでの紆余曲折を語る会」を無事に実施できました。ご参加くださった9名の皆さん、ありがとうございました。


とてもパーソナルでセンシティブな「葛藤」というテーマ。どのように場を創ったら皆さんの物語が語られるかな、と事前にあたまを捻りながら、いろいろ準備をしていったものの、全くの杞憂でした。


皆さんチェックイン(自己紹介)から溢れるように自己開示してくださって、語られるのを待っていた物語がするすると場に投げ込まれました。


参加してくださった皆さんが本当にパワフルでチャーミングで素晴らしい方々だったので、本当に良い場になりました。


車座でチェックインの様子。春の日差しがとても神々しい。

メインビジュアルは葛藤の「藤」。

チェックイン後、皆さんでの語り合いに入る前に、私からいくつか話題提供。

なぜワーママは葛藤状態に陥りやすいのか?


①そもそもキャリアとは、人生そのもの。良いキャリアとは価値観を反映するもの。相対軸のキャリアに意味はなく、自分軸を持たなければ自分にとっての良いキャリアは築いていけない。正解がないからこそ、突き放されるような迷い、難しさ。


②そして、スーパーがキャリアロールレインボーと提唱したように、キャリアとは組織人職業人で培う職能や職階だけを指すのではなく、多様な役割を担いながら自己概念を上書きしていくことで発達していく。ではあるものの、子育て世代には、新たな”わらじ”が一気にやってくることによる生じる混乱。


③また、新しいライフステージを迎えることはたいてい転機(トランジション)を迎えること。真の意味では、前のステージの何かと決別しなければ、新しいステージを始めることはできないという喪失感。


そんなことがいま私たちが感じる葛藤に共通する背景として、あるのではないか?という話をさせていただいたうえで、この日のメインテーマである”葛藤”へ。


葛藤を辞書で調べてみると、「植物の葛や藤のもつれ合う様子から」とあります。心理学用語で、「心の中に相反する欲求が起こり、そのどちらを選ぶか迷うこと」を指すのだそう。


(写真はまさに、心の中でせめぎ合って、前にも後ろにも動けない「葛藤」の様子。)


葛藤と紆余曲折の物語を語り合い。


笑いあり涙ありの熱量のとても高い時間でした。多分皆さんこの時間をもっと長く過ごしたかったんだろうなー。「わかるわかるー」「へー?それでそれで?」とさすがの共感力の嵐。


最後はもう一度みんなで円になってチェックアウト。語ってみて聴いてみた中でそれぞれの胸の中に浮かび上がってきた「葛藤の正体」を何名かの方がシェアしてくださいました。


葛藤の正体、それは、

「(あなたしかできないと言われたい、承認されたいという)自分のエゴ」

「Foolish Pride」

「勝手に決めた理想の自分とのギャップ」

「仕事が好きだから思いっきりやりたいという気持ち」…


そのほかにも、この短い対話の中で

「葛藤を引き受けることはできてきたんだなと思えた。次は乗り越えに行きたい」

「思いっきり仕事をしたい、の定義をもう少し突き詰められたら何かが変わるかも」

「完璧を求めていたけれど、いまは渦に巻かれていても良いと思えた」

「自分を自分で認める時間をつくったり、合言葉を決めたりしてみる」

などなど、様々な気付きや感想がシェアされました。

口々に語ってくださる皆さんが力強くて凛々しくて、とても素敵な雰囲気でした。



この会を終えての私の感想です。ともすると、「葛藤を語る」ということは、建設的でなく後ろ向きなことととらえられることがありますが、そんなことはなくて。


自分自身が混乱していて、なかなか前に向けない気持ちでいるときこそ、まずは口に出す、人の話を聴く、そうして葛藤を外在化することなしには本当の意味で前に進むことはできないんですよね。


(カウンセリングの講座に通っていたときに、「相手の悩みや迷いの渦の中にとどまる胆力を持て」と釘をさされたことがありました。悩みや迷いは生産的でなく、事態を前に進めるための問題解決こそ尊い、というビジネスの世界に生きてきた私には天地がひっくり返る衝撃!いまとなっては、一旦はネガティブ状態にどっぷり留まることの結果としての生産性を感じていますが)



前を向く一番の近道は、葛藤の奥底にある自分の大切にしたい願いをとことん理解して、気持ちに折り合いをつけること。それができると、人はきっと一歩踏み出すことができる。


しかも人それぞれ大切にしたいものや踏み出したい一歩は違うからこそ、他人と語り合うことにとても意味があるんですよね。


これからもこんな場を継続的に創っていきたいなーと思います。まずは、今回の続編かな。次回は、(今回の学びを踏まえて)もう少し場に委ねてフリーな対話スタイルにします。今回ご参加くださった方も、ご興味ある方も、是非語り合いましょう。



改めて、今回ご参加くださった皆さん、関心を寄せてくださった皆さん、本当にありがとうございました!



朝、桜がキレイでした。

帰るころには満開!

(余談)1階にさせてもらった張り紙を取るのを忘れたことに気づいて、翌日こっそりはがしに行きました(スミマセン…笑)


最後に、会場提供してくださった「人をテーマとした自由研究スペースYosemite」さん、ありがとうございました!階段のスリリングさが最高のアイスブレイクになりました。

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