• 横山 佳菜子

怠惰で勤勉じゃない自分でどのように貢献するか

以前、目の前にある課題や自分のできないことは克服しないといけないと思っていた。


成果を出すためのボトルネックに自分がなるのはよくない。


すべての壁は超えるためにある。


それができないのは甘えであり、怠惰であると。


そんな風に教えられていたし、自己責任的な風潮もあって信じて疑わなかった。



最近は、サステナブルに成果を出していくためには、苦もなくできるやり方でやることがダイジだと思うようになった。


そもそも自分ができないことや乗らないことに向き合っていくことは続かない。


逆に苦もなくできること、つまり、自分に動機があり、かつ、強みを活かせるやり方で、そして周りからも求められること、がハマれば、サステナブルに成果を出していくことができる。


本当に何かを変えたい、課題を解決したい、と思ったら、単発的ではなくやり続けなければ意味がないので、そうしたときに気合、努力、根性に頼るより、苦もなくできるゾーンにどれだけ持っていけるかが勝負だな、と感じつつも、


どこかでその頼りなさも感じていた。(自分の地力に自信がないからかもしれない)



そんなとき、「北欧、暮らしの道具展」を運営している株式会社クラシコムの青木社長が、「自分が怠惰じゃなければ、もっと勤勉であれば、今頃もっと会社は伸びているだろうと思うのだけれど、それは変えられない。それをふまえて伸ばしていくしかない、とある日思うようになった」というようなことを何かのインタビュー記事でおっしゃっていたのがとても印象的に映った。


独自の世界観でファンを魅了し、ウェブサイトからインスタ、ラジオ、動画、、と進化を重ねている経営者の自己認知が「怠惰」なのかー。驚いた。


本当に青木社長が怠惰なのかどうかは知る由もないけれど、裏を返すと、自分が「怠惰ではなく勤勉であること」は手段。


成したいミッションや創りたい世界のために、自分の「頑張り」や「気合」、「飛躍的な能力の伸長」に期待をせずに、「確実に前に進める状態を創る」ことに全力を注ぐことこそリーダーの役割なのかもしれない。


自分の課題にコツコツと立ち向かうことは日本人的美学ではあるけれど、その勤勉さよりも、目的の達成のためにそのときそのときでもっともよい手段を”無私”で選べるリーダーシップは口で言うほど簡単ではない。


自分の奥底にある恐れを認め、バイアスを自覚し、価値観を脇に置いて。


「怠惰で勤勉じゃない自分でどのように貢献していくのか」、模索し続けたいテーマです。皆さんはどう考えますか^^


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