• 横山 佳菜子

自ら転機を創ることはできるのか



こんにちは。横山佳菜子です。


いよいよ明日からGW。

何かと慌ただしい4月を、このGWを心の支えに

駆け抜けてきた方もいらっしゃるかもしれません。


暦通りの方も、大型連休の方も、

いつもと違うものを見て、食べて、話して、聴いて。

存分に非日常を満喫するお休みになりますように!

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先日、中堅の方々に向けたキャリアデザイン研修を

させていただきました。


テーマは「キャリアデザインとトランジション(=転機)」。


「キャリアをデザインしよう」

「トランジションとどのように付き合うか」

ということを皆さんと考えていきました。



自分のキャリアを会社に任せておいてOKな時代じゃない。


先の見えない時代、一生安泰な会社なんてない。

もし仮にそういう会社があって、

一生大切に雇用してくれることを約束してくれたとしても、

自分自身の価値観が変わる。

そこがずっと居たい場所かどうかはわからない。


「キャリア権」という言葉が使われ始めるくらい、

個のキャリアを自分で考え、創っていく「権利」と「責任」は

個人の側に移っている。それは事実。



一方で、トランジション(転機)は自ら創ることができるのか?

という問いに改めて向き合うことになりました。



例えば、

・部署異動願いを出した。

 (または今の職場でスキルアップすることを選んだ。)

・転職をすることを決めた。

 (または今の会社で邁進することを選んだ。)

・育休から復帰する際にフルで戻ることにした。

 (または長い目で見て時短で戻ることにした。)


いずれも能動的に自らの想いをもとに道を選択しています。

これは自らにとっての「機会」を創り出していると

言えるのではないでしょうか。


いまよりも難易度の高い仕事に挑戦したい、

という決意を持って転職をした場合、

難易度の高い仕事に挑戦する「機会」を

自分に与えたことになるからです。



リクルート江副さんの有名な

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

という言葉(社是?)もあります。

なるほど、機会は自分で創り出せそうです。



一方で、「転機」は創り出せるのでしょうか。


「転機」を人生が変わるきっかけ、と定義するならば、

後から振り返ったときにしか

「転機」かどうかは分からないのかも、と思えます。


プロジェクトが変わっても、

転職をしても、

管理職になっても、

比較的ス―――っと流れていくような変化もあれば、

一気に大きく流れが変わるような変化もあります。


「結婚によっては大きな影響を受けなかったけど、

出産は人生の流れが変わるようなきっかけだったなあ」

とライフイベントを振り返る人がいるとしたら、

その人にとっては結婚は転機ではなかったけれど、

出産は転機だったと言えます。


けれど往々にして、転機の前こそ、

「今から転機を創るぞ!」とはあまり

思っていなかったりするのかもしれません。



創り出せるのは「機会」。


それが「転機」になるかどうかは神のみぞ知る、

というとちょっと無責任のようですが、

それくらいの心構えでちょうどよいようにも思います。



わたし自身はスティーブジョブズの

2005年スタンフォード大学でのスピーチで話された

「コネクティング・ドッツ」のくだりが

転機の考え方として大好きです。


(全文こちら)

https://www.nikkei.com/article/DGXZZO35455660Y1A001C1000000/


いつか必ず点と点は繋がり、線になる。

振り返ってみたときには意味がつくときがくる。


でも、最初から線になることを狙わなくてよい。

気持ちが向いたら、機会があったら、点を打てば良い。


ジョブズが大学でちょっとした興味から

カリグラフィー(装飾文字)の授業を取ったように。


「あとで何かの役に立つなんて考えもしなかった」

と述懐するカリグラフィーの知識が、

マッキントッシュの美しい独自フォントを生みだし、

Appleの発展につながった。


ジョブズはこんな風にも述べています。


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以下引用


繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、

点と点をつなぎあわせることなどできません。

できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。

だから、我々はいまやっていることがいずれ人生の

どこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

(中略)

私はこのやり方で後悔したことはありません。むしろ、

今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。


引用終わり

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自分で自分を幸せにするために

キャリアを能動的にデザインしていくことを引き受けながらも

ひとつひとつの点を打つ(機会を創る)のは

構えないで無邪気なくらいで良いのかな、と。


GWは普段できない点を打つ絶好のチャンスです。

あなたはどんな新しい点を打ちますか?




追伸:

起こった転機を、自分にとって「嫌なもの、ネガティブなもの」ではなく、

「意味のあるもの、ポジティブなもの」に変えることは重要だと思っています。

前回こんなブログを書いていましたので良かったら読んでみてください。


⇒『ポジティブな転機に変える6つのステップ






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