• 横山 佳菜子

復職前に、キャリアカウンセリング。キャリアに「ブランク」はない。

数年のブランクを経て復職する方のキャリアカウンセリングをさせていただきました。


数年前育休明けに復職し、葛藤しながらも成果を出し評価もされていたものの、ご自身の体調都合から退職を決断。休養と育児への専念期間を経て、数年ぶりに新たな職場で仕事復帰を果たされることになりました。


そんな大きな節目をまえに、これから改めて働いていくにあたり、何を大切にしていきたいか?をテーマにお話しいただきました。(大切な機会をご一緒させていただき、ありがとうございました!濃い~時間、たくさんの学びをいただきました!)


今回キャリアカウンセリングをさせていただいて、わたしが強く思ったことは、やはり「キャリアにブランクはない」ということ。


キャリアを「職業人(組織人)としてのスキルや経験」と捉えると、仕事を辞めて育児に専念した期間は「ブランク期間(つまり経験やスキルの発達がない期間。なんだったらむしろ勘が鈍ってるだろうから退化しちゃうのでは?)」とみなされがちです。


しかし、実際はどうでしょうか。


職業人生としての経験の更新は確かにないかもしれない。けれど、業務や組織から離れる期間があるからこそ、これまで自分自身を知らず知らずに縛っていた思い込みやその組織では暗黙にまかり通っていた“常識”に気付き、改めて自分の理想の働き方や価値観を見つめ直すことができたり、新たな枠組みで発想する機会になったりする。


それは、とても大きな、そして豊かなキャリアの発達と言える、と確かに感じました。


“キャリア”の語源は「馬車の轍(わだち)」。

仕事を中断していても、馬車は止まってはいない。


アメリカの教育学者のドナルド・スーパー博士は、人は「職業人(組織人)として」の役割を中断する際にも、「親として」や「子として」「学習者として」「市民として」「余暇人として」の役割を強化しながら前に進んでいる、という意味のライフキャリアレインボー理論を提唱しています。


キャリアに中断はない。

キャリアとは人の人生そのもの。


自分にはキャリアがない、なんてことはない、のですよね。


自身のキャリアってなんだろうかと考えたいときは、まずはご自分の歩いてきた足跡や、その中における価値観の変遷を見つめてみるのはいかがでしょう。

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