- 横山 佳菜子
母になって初めて外泊を企てるとき
こんにちは。横山佳菜子です。
冬らしいきりっとした良いお天気でしたねー。
気持ち良い日差しとは裏腹に、
インフルエンザが流行りだしている地域もあるとか。
どうぞ何事もなく冬が終わりますように・・・!
さてこの週末は、学生時代の友人と久々の再会でした。
彼女は、今回とある予定のために単身で上京@一泊してきた
普段は関西に住む二児の母。
子どもが生まれて母になってから約7年の間で、
こんなにまるまる家を空けたのは初めてとのこと。
彼女をそうさせたのは、某バンドのライブ!
昨年そのバンドの再結成をうけて、
関西で行われたイベントに足を運んだところ
彼女の中で眠っていた何かが一気に再燃したんだそう。
今回東京ドームでライブが行われることを知った彼女は、
一年前からだんなさまに「わたし、行くから!」と交渉し、
比較的調整のつけやすい土曜のチケットを取り、
一緒に行く相手を誘い(おかげでわたしも参加できましたwありがとう)、
ホテルや新幹線の手配をして、
見事に企てをコンプリートしました。(お見事!)
彼女のこのエキサイティングなストーリーを聴き、
「好き」という感情から起こる
「こうしたい、これをやりたい」という気持ちって
めちゃくちゃ大事だなーと改めて再確認。
とくに子どもができて初めて親になったとき、
家庭がうまくまわること、子どもに良い環境を与えることを優先して、
自分自身の欲求を飲み込む癖がつくことがあると思います。
子どもの新生児期などどうしても身動きできない時期はありますが、
ある程度大きくなると
周りへの働きかけ次第で自分のやりたいことや大切にしたいことを
手に入れることができるかもしれないのに、
我慢することが当たり前になってしまってどんどんその実現は遠ざかってしまう。
平坦な日常の中でその突破口をひらくことはちょっと難しいし、
そうこうしているうちに自分が本当に好きなものややりたいことを
見つけることさえ難しくなってしまったり。
だからこそ、彼女のような「好き」から生まれるエネルギーで
周りを巻き込み、「やりたいこと」を一度叶えられたら
また次のやりたいことも「なんとかしたらできるんじゃないか」と思えてくる。
自分の中から湧いてくる欲求に真面目に向き合い(どんなに些末でアホな願いに思えても)、
周りとのチューニングのきっかけにしていけたら、
少しずつ自分にとって理想的な他者との関係(夫婦・親子・家族・職場・・・)を
能動的に創っていけるのだと思います。
そう考えると、
「この欲求はわたしのわがままでは…」と封じ込んだり、
働きかける前から「どうせむり」と諦めるのはもったいない!
キャリアカウンセリングでも、モヤモヤしてるときこそ、
自分らしさを形成する「興味×能力×価値観」における
「興味」(好きなこと、惹かれてしまうこと、衝動に突き動かされること)を
紐解くことを大切にしています。
皆さんの中には、どんな「やりたい」の芽がありますか?