- 横山 佳菜子
正しさよりも楽しさ。北風よりも太陽。
こんにちは。横山佳菜子です。
北風と太陽の寓話ってありますよね。
北風をどんなに強く吹き付けても旅人はコートを脱がないけれど
太陽で照らすと旅人は自分からコートを脱ぐ、という物語です。
外側からの働きかけによる変化促進には限界があって、
内側からどれだけ「こうありたい」「そのためにこう変わりたい」を
湧きあがらせることができるかが何よりも大切という示唆を
与えてくれています。
少子高齢化、労働人口縮小、国際競争力低下、ジェンダーギャップ117位などを踏まえ、
「働き方変革(生産性向上/長時間労働是正)」
「ダイバシティーマネジメント」
「女性活躍推進」
「副業(複業)推進」
・・・といった政府や企業の動きは、
来年以降もますます活性化しそうですが、
いま一つ呼び声だけにとどまっているという実態もあります。
政府や企業による様々な動きが機能しないのは、
社員の人生にとって仕事にとって成長にとって
意味のあることだと社員自身が思えるかどうか?の
ステップがすっぽり抜けているからではないでしょうか。
「えーおっほん。
かくかくしかじかこの通りであるからして、
わが社には“働き方変革(または他の変革施策)”が
必要なのであります」
と正論を振りかざすのではなく
(こんな講話もなく、通達ひとつで終わってたりするともっと最悪!)
「こんな風になっていければいいよねー。
あなたにはどんな変化が起こりそうか、それってあなたの人生にとって
どんな意味があるのか(またはないのか)ちょっと一緒に考えてみない?」
と、まじめな雑談から始まる対話の存在が、
旅人のコートを脱がせる太陽の役割を果たしてくれるはずです。
そして同時に、個人としてはそうした対話の場が
用意されるのを待つのではなく、
自分の周りで起こる出来事や環境の動きが
自分の人生にとってどんな意味を持つのかを
自律的に考え、動き続けることの積み重ねが
【自分にとって幸せなキャリア(人生)】を創ることに繋がっていきます。
↑レゴ体験会で作ったわたしの「来年の抱負」。左側のグリーンとピンクのピロピロが
「正しいことより楽しいことに人は惹きつけられるんだよ!」とメッセージを贈ってくれています^ ^
個人/組織の対話パートナーとして、皆さんにとってのピロピロを生み出すよう精進するぞ。
正しさよりも楽しさ。
危機感よりもワクワク。
やらねばよりもやりたい。
自分の想いが強すぎることほど、
つい正しさや危機感を前面に出してしまって
失敗して反省することが多いわたし。
子どもを動機付けようとするとき、
もっとも鍛えられているのかもしれません。