- 横山 佳菜子
子の習字に思う、好きこそものの上手なれ
おはようございます。
横山佳菜子です。
3連休でしたね!
行楽シーズンらしくアウトドアで過ごされた方も、
読書の秋らしくインドアで過ごされた方も、
少し心持ちに新鮮さのある月曜を迎えていらっしゃるのではないでしょうか^^
(写真は3連休には関係ありませんが、先日出張で行った秋晴れが気持ちよかった福岡です)
我が家は超絶インドア派の3日間でしたが、
3日目にダイニングテーブルで習字をやりました。
きっかけは長男の学校への提出物を仕上げるためですが、
長男が書くのを見ているとだんだんわたしもやりたくなってきて、
隙を見て道具を貸してもらいながらわたしも書いて楽しみました。
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習字を習い事でしているわけではなく特段上手とも言えない長男ですが、
学校で週一で筆の授業を受けているのもあり、嫌でもない様子です。
集中してグイグイと書いています。
何がそうさせるのかな?と少し観察していると、
一枚書くごとに、
「ハネがドペっとなっちゃった…
下の始筆の位置が左すぎた…」
と反省会をしています。
時には、
「お母さんはどう思う?」
とフィードバックも求めてきます。
(正直にダメ出しするとややこしくなるので、フラットに事実だけを伝えますww)
ふと気が付くと小一時間は経っています。
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そこでふと、考えたことです。
これは、彼にとって何かしら「惹かれる」ことなんだな、と。
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自分らしいキャリアは
「興味」×「能力」×「価値観」の重なる部分に見出せると言われています。
●「興味」は好きなことです。
気になって仕方のないこと、ついつい時間を忘れて没頭していること。
例えば、小さいとき、少女漫画が好きで仕方なくて、発売日を指折り楽しみにしてた、とか。
時計やミニカーのようなメカ類のメカニズムが気になって分解せずにはいられなかった、とか。
水泳より野球、ピアノよりオーケストラのようにチーム競技を選んできた、とか。
●「能力」はできることです。
苦もなく成果が出ること・労力の割に周囲から ありがたがられること・得意なこと。
例えば、飲み会のセッティング。メンツやトーンを想像しながら会場をチョイスし調整することにかけてはぬからない、とか。
火をふいたプロジェクトのサポートに入って、複雑に絡まった糸をほどきなおし、もう一度チームを機能させることは得意だ、とか。
●「価値観」はそのまま価値観ですが、
ゆずれないこだわり、自分らしいと思える在り方、人や物事に対する向き合い方です。
例えば、かかわる人みんなで楽しみたい。誰かひとりだけでもつまらなさそうにしていると気になってしまう、とか。
大枠さえ整えばOKとは思えない、細部までこだわりたい、そうじゃないと無責任な仕事をしていると感じてしまう、とか。
上記3つが重なる部分がキャリアのスイートスポットと呼ばれていて、
重なりの部分に自分はどのような仕事や働き方を見出すことができるか?を
探っていくことにとても意味があると言われています。
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上述の長男の「習字」の例に戻ると、
彼の「興味」は行動修正にあるのかもしれないなあ、と思いながら見ていました。
夏休みの宿題でよくあるポスター制作とかだと、
自分の創意工夫で作品を創るという意味では習字より拡がりがありますが、
大判の画用紙に書くとなると一発勝負感が強い。
何枚も書いたうちの一枚を出すという感じにもならないので
行動修正が起こっているようにも見えません。
そういう意味では習字は、自分で書いた一枚の作品(の結果)を受けて、次の作品に臨む。
習字は筆と紙さえあれば、すぐに行動修正にトライできますから、改良結果が目に見えやすい。
そんなメカニズムが手伝って、意外にも長男が集中して取り組んだのかもしれないなーなんて感じた、3連休の出来事でした。
(能力や価値観はまだはっきりとはわからないですが、
根気強さやせっかくやるならより良いものを生みたい、みたいな気性はあるかもしれません)
大人の方のキャリアカウンセリングをしているときも、
「興味」の根底にあるものは
幼少からなにかしら一貫して続いてきているものが多いと感じます。
あなたが小さいときから気になって仕方のなかったことは何ですか?